フッ化物の利用

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富岡甘楽歯科医師会

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フッ化物の利用

歯周病予防対策

フロリデーション
水道水フッ化物濃度調整


フロリデーションに対する国内外の主な専門機関の見解



フッ素は自然界のあらゆるものに含まれる元素です。

フッ素は自然界のあらゆる物の中に存在しています。地球上で 最も広い面積を占め
るのは海ですが、海水の成分を量の多い順に並べた場合、フッ素は12番目です。海
水には、フッ素が1.3ppm ( ppmは100万分の1 ) 含まれています。私たちは太古の
昔から、毎日フッ素を食べたり飲んだりしてきました。フッ素は、人間のからだを構成
する元素の1つでもあり、フッ素は人体の中で13番目に多い元素です。フッ素は、私た
ちの骨や歯の健康にとって大切な自然の賜物なのです。

フッ素は、むし歯予防に貢献する最良の微量元素です。

フッ素は口の中(主に口腔粘膜表面や歯垢中)に貯蔵されています。私たちが飲食す
る度に口の中のpHが下がり(酸性に傾く)、エナメル質が溶け出します(脱灰)。しか
し、それと同時に歯垢からもフッ素が飛び出して、@脱灰の抑制 A再石灰化を促進し
てむし歯を予防します。フッ素はとても大切な働きをしているのです。

適量と健康

どんな栄養素や薬でも、少なすぎると役に立ちません。また多すぎると害になります。
食塩を例に考えればよく分かるでしょう。

フッ化物も同様に量が大切ですが、適正濃度で応用すれば、安全で、高いむし歯予防
効果をもたらします。





フッ化物応用の方法
フロリデーション〔水道水フッ化物濃度調整〕
フロリデーションは、有効性、安全性、実用性において、各種フッ化物応用の
中で最も優れた公衆衛生的な方法です。

フロリデーションが実施されれば、子供から成人、高齢者、自分自身で口腔
内の健康管理が十分にできない心身障害者まで、給水地域で生活する住民
すべてが、生涯にわたりその恩恵を受けることができます。

残念ながら、日本では未実施です。

フッ化物添加食塩
世界の国々では、フッ化物の全身応用がそれぞれの国の実情に合わせて実施されています。ヨーロ
ッパや給水設備が十分に整備されていない発展途上国で、食塩にフッ化物を添加しています。



フッ化物添加錠剤
フロリデーションや食塩へのフッ化物添加が実施されていない地域でのフッ化物の補助剤はむし歯予
防に有効です。



フッ化物洗口法
フッ化物洗口法は、実施方法が簡単・安全で高いむし歯予防効果があり、費用対効果にもすぐれ
ている集団応用に適した公衆衛生的なむし歯予防法です。家庭で個人的に使用することもできま
す。



フッ化物配合歯磨剤
フッ化物配合歯磨剤は、家庭で手軽に始められるむし歯予防法です。使用する歯磨剤の種類、使
用方法、使用回数により、予防効果に差が出ると考えられます。



フッ化物歯面塗布(フッ素塗布)
フッ化物歯面塗布は、高濃度のフッ化物を直接歯面に塗布するむし歯予防法です。歯科医師や
歯科衛生士によるむし歯予防処置で、定期的な塗布(年2回以上)でむし歯予防効果をあげること
ができます。



世界のフッ化物利用状況 1990年/2000年


1990年 2000年
フロリデーション
〔水道水フッ化物濃度調整〕
2億1千万人 3億人
フッ化物添加食塩 400万人 9700万人
フッ化物錠剤 2千万人 1.5千万人
フッ化物洗口 2千万人 1億人
フッ化物歯面塗布 2千万人 3千万人
フッ化物配合歯磨剤 4億5千万人 15億人
参考文献 British Dental Jounal,Volume 191,No9,November 10 2001 480p

1990年から2000年の間に種々のフッ化物応用法が急速に普及している
ことが分かります。


フロリデーション  4億500万人 (2006年)

















フロリデーションとは

世界のフロリデーション普及状況

フロリデーションについての情報は、北海道子供の歯を守る会のホームページへ

日本歯科医師会
テーマパーク 8020
「口腔保健とフッ化物応用



甘楽町の三歳児健診の結果